金融機関向け「EXaaS™ ATM電子化ジャーナル保管サービス」を提供開始

クラウドでATMジャーナルデータを一括管理、運用や情報漏えいのリスクを軽減

OKIはこのたび、クラウドサービス「EXaaS™」の新たなメニューとして、金融機関向けにATM(現金自動預け払い機)のジャーナルデータ(ATMにおける取引履歴などのデータ)の収集・管理をクラウド基盤で実施するサービス「EXaaS ATM電子化ジャーナル保管サービス」の提供を2012年12月より開始します。

OKIは、これまで金融機関を対象に、ATMのジャーナルデータを電子化し一括で管理する「ATM電子化ジャーナルオンライン保管システム」をご提供してまいりましたが、自社のシステムとして導入・管理を行うお客様が増える一方で「短期間でのシステム導入」や「自社でシステム導入・管理をおこなわず、手軽に実現したい」という声がありました。

このたび、ご提供を開始する「EXaaS ATM電子化ジャーナル保管サービス」は、従来提供してきた「ATM電子化ジャーナルオンライン保管システム」をEXaaSクラウド基盤で、共同利用型のサービスとしてご提供します。導入された金融機関では、営業店のオペレーショナルリスクやATM盗難や災害などによる個人情報の漏洩・データ消失リスクが軽減されます。さらにはお客様や当局からの照会への迅速なデータ提出、運用コストの低減、などといった従来からのシステム導入によるメリットに加え、クラウド基盤利用のメリットである月額料金でのサービス利用や短期間でのサービス導入が可能となります。

保管後の電子化ジャーナルデータの検索・データ提出対応などの運用業務は、金融機関のATM監視業務などの業務代行サービスを行っている、OKIグループの日本ビジネスオペレーションズ株式会社(JBO)にて受託代行することも可能です。

今後、OKIは多くの金融機関にATMを納入してきたトップベンダーとしてのノウハウを活用し、今後もサービスを拡充してまいります。

販売計画

月額料金

個別見積もり

提供開始時期

2012年12月

販売目標

2015年度までに20ユーザー

「EXaaS ATM電子化ジャーナル保管サービス」の特長

EXaaSクラウド基盤でのサービス提供

本サービスはクラウド基盤EXaaSでご提供するサービスです。短期間、低コストでの導入が可能で、月額料金でご利用いただけます。

電子化ジャーナルデータの自動収集・保管・管理

ATMの電子ジャーナル収集はATMごとに詳細なスケジューリングが可能であり、ATMの運用に即した収集・保管管理が可能です。また、保管データのバックアップやATMマスタ情報のメンテナンスもサービスとしてご提供いたしますので、お客様はシステム運用に手を煩わされません。

電子化ジャーナルデータの検索・参照

本サービスでは、データの検索、照会や対象データの提出対応などをJBOにて業務代行することが可能です。このことによりお客様は各所からの問い合わせ対応、データ提出対応などの業務負荷を軽減することが可能です。また、本サービスで提供する照会端末でお客様自身による検索・参照も可能です。検索は口座番号、店番、機番、日時などをキーとし、対象データを表示します。

セキュリティ対策

ATMおよびクラウド基盤で保管されているジャーナルデータは暗号化されています。ジャーナル収集のためにネットワークを流れるデータについても暗号化されているので、セキュリティも万全です。また、クラウド基盤で管理されているジャーナルを検索・参照するオペレーターのアカウントの管理や、そのオペレーターの操作履歴(ジャーナルの参照履歴、印刷履歴)も管理できます。

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